続き
どうにもこうにも優柔不断な私は、どの状況においても何かを選ぶという作業が出来ない。いい年して情けないと思うも、なかなか性格を変えることは出来ないものだ。日々あっちをふらふら、こっちをふらふら、常に迷走。そんな私が、私なりに今後の人生楽しく自信を持って生きていくべく決めた事がある。
それは、自分の中で妥協無く心の底からこういう人になりたい!と思う人を出来る限り真似ることと、もし何かアドバイスをもらえたのなら絶対に行動に移す。ということだ。そう、勝手に自分の人生を他人に委ねる事にした。…「おいおい、自分の人生自分で決める努力しないんかい。」、と自分でも一瞬思った。
しかし、「自分で自分の人生決めていくセンスには自信が無いけれど、この人についていきたいと思う、その人を選ぶセンスにはめちゃくちゃ自信があるのよ。」という世間に通用するかどうか分からない言い訳を思いついたのでそうすることにした。この人生方針から、実際少しでも明太子に繋がったと思われる事例を少し。
一人暮らし
「1人暮らしはしてみたいよ。してみたいけど、お化け怖いし…。新聞や宗教の勧誘怖いし…。虫出たら怖いし…。なんだかんだ人恋しくなってしまいそうだし…。」といつまでたってもごにょごにょ言っている私に、絶対一人暮らし合ってると思うよ。シェアハウスでも良いけど。と言い続けてくれたのが私の中の最強おしゃれウーマンだった。だから一人暮らしをすることにした。
一人暮らしをすると、家事の大変さ、大切さを絵に描いたように実感した。自分で作ったご飯が美味しくて、自分が洗濯した服を着るとわくわくするし、自分で掃除した場所で生活するととても気持ちいい。自分にとって一人の時間がどれだけ大切か思い知ると同時に、少し距離を置いた家族に優しい気持ちにもなれた。
明太子に関して言えば、自炊を始めたことによって明太子料理を作ってみたいという気持ちが芽生えた。さらには、自分の好きな時間に好きなようにキッチンを使用できる為、夜中にコツコツ明太子入りのクラッカーを作るようになった。そしてたまに出るサボり癖のおかげで今まであまり手を出さなかったコンビニの明太子商品を沢山知る機会も増えた。
インスタグラム
ソーシャルネットワーキング(SNS)だと、学生時代mixiには結構はまっていた。その後facebookを始めるも、常に投稿に気を取られてしまう自分に嫌気がさし辞めた。それからしばらくはネットから離れ、電話も最低限の連絡をとる為だけにPHSを携帯していた。自分がネットに疎い事もあり、庶民の私が何かを発信したところで何もないか、又は悪い事しか起こらないのではという漠然とした不安があった。
「世界は広がるかもしれないけど…。写真を撮るのも撮られるのも苦手だし…。」と腰が引けている私に最強おもしろウーマンが言った。明太子に特化したインスタ良いと思うよ。その内世をにぎわすような事になるのを期待しているよ。と。
インスタグラムを始めたら、まずは知り合い、それから全く知らない方にもフォローして頂けるようになった。今では約500人もフォローして頂いていて、(変なアカウントもありますが。)、上を見上げればキリがないけれど、学生時代のクラス何個分かと考えると既に信じられない数である。
同じ商品の話題で盛り上がったり、知らない情報を教えて頂いたり、さらには明太子の消しゴムはんこを作ってくださった方もいた。私のアップする写真を見ていると、つい明太子食べたくなっちゃうんだよね~という声がちらほら聞こえてくる度ににやにやしてしまう。さらにさらに、明太子屋さんとも交流が出来るところまで世界が広がるとは、全く予想していなかった事だ。
続く