続き
明太旅は私の想像以上、というか想像をはるかに超えて奇跡の連続だった。まず、夢の利き明太子体験だ。初めて、異なるメーカーの明太子を同じタイミングで食べ比べる体験をした。5種類だけでもそれぞれ特徴があり、美味しく。又、物凄い勢いで関東に進出してきているかねふくの明太子を食べた時に、おふくろの味のような、ほっとする感覚になり、関東人にとっての明太子=かねふくになっている凄さを改めて実感した。
そしてご縁。福岡に縁もゆかりもない私はとにかく、インスタグラムで声をかけて頂いた明太子屋さん何軒か回り、とめどもなく明太子の試食やお話をさせて頂き、気付けばお店のこだわりについて数時間ご説明頂いていたり、工場見学をさせて頂いたり、他のメーカーや水産物商社をご紹介頂いたり、最終的に連れて行って頂いたスナックで2曲歌い切った時にはもう幸せの絶頂で。
それからそれから、初めて伺ったゲストハウスのオーナーに毎日明太子や、明太子以外の話を聞いてもらったりだとか、知り合いづてに、明太子関係なく伺ったお店の方にも明太子の話をしまくり、常連の方に、柳橋連合市場で明太子屋さんを案内して頂いたりだとか。2週間でお会いした方、受けた恩、振り返ると計り知れない。
試食会
旅から戻ってまずやりたかった事が、沢山の明太子の試食会だ。身近にいる美味しいごはんを作られている方々に、私と同じ感動を体験して欲しい。どうにか沢山の明太子を食べてもらおう。と強く思った。絶対楽しんでもらえるだろう。という自信もあった。営業中の忙しい中、沢山の明太子を広げることは迷惑でしかないな、と後で反省したのだが。
どうしても真っ先に食べて欲しかったお2人が、「せいぜい5種類くらいかと思っていたけど、まさか20種類も持ってくるとは。」というところから、「え!さっきのと全然味が違う!これも違う!これ好きだな!全部美味しいけど、本当全部素人でも分かるくらい味違うんだなー。こんな経験初めて。」と感動しながら食べてくれたり、明太子を使ったメニューに興味を持ってくれたり、その状況に私も感動して、嬉しくて仕方なかった気持ちは忘れたくないし、忘れないと思う。
たまたまその場に居合わせて、私の偏った趣味に付き合ってくれた方々も、合わせて10人ほどだったか。もれなく明太子に夢中になってくれていて、他の話そっちのけで私のつたない説明にも耳を傾てくれた。さらに、IT関係の方々が、今後どのようにして明太子を広めていけばいいか、沢山沢山アイデアを出してくれたりもした。ITの専門用語が全く分からず、頭にはてなが飛び交っていて、いざやるとなったらやはりすぐ息詰まる。
ブログの立ち上げもその時に出して頂いたアイデアの一つで、常に心折れそうだけども、お話していた時に感じた、インスタグラムでこんなに世界が広がったように、ブログも続けてみたら何か奇跡が起こるかも、というワクワクでなんとか今5記事目だ。今後がとても楽しみである。
そうこうしているうちに、最近は私が直接関わっていなくても、思わぬ方がインスタグラムで私の動向を気にかけて下さっていたり、いない所で田口めんたいこの話を出してくれていたり、そんなようなことがチラホラあって。チラホラついでにめんたいこちゃんと呼ばれていたりする。明太子の人としては、まだまだまだまだ始まったばかりではあるのだけれど、今の時点で既に明太子は私に沢山の新しい世界を見せてくれている。
不思議と、明太子と一緒なら何でもできる気がしている。これから沢山、明太子と一緒に夢を現実に変えていきたいと思う。
年内に、何が何でも明太子に関する文章を100記事投稿することが目標。その先に何が見えるのだろうか。